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先日行われた私の誕生会の席でプレゼントをもらったのだが、その中に若狭塗箸があった。 若狭塗箸といえば、今月から始まったNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」に登場している。落語家を目指す和田喜代美(桑島真里乃→貫地谷しほり)が高校卒業までの約10年間を過ごした福井県小浜市の伝統工芸品である。 若狭塗箸は、貝殻や金銀箔を漆で何度も重ねて塗ったあと、美しい紋様を研ぎ出す技法で知られている。 「ちりとてちん」を見て若狭塗箸に惹かれていた私であるが、それを息子が察したのであろう。家内にも若狭塗箸をプレゼントしていた。 思いもかけないプレゼントをされて、私と家内の心がほんのりとしたのであった。 その箸の説明書を読むと、“兵左衛門の「箸先うるし」仕上げ” “「漆」を箸先にすり込む技法「すりうるし」で木の風合いを活かしてあります”とあった。 確かに箸先の木感がいいし、長さと重みも適度であり、使い心地のよさと天然素材の温もりがある。 そして、喜代美の大好きだった祖父・正太郎(米倉斉加年)が作った作品を髣髴させる品格のある塗箸であった。 その箸で食すると、それでなくともおいしい我が家の食事がさらにおいしく感じる。 日頃は気にも留めずに手にする箸であるが、その役割の重さを改めて認識したのでありました。 |
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