|
めっきり秋らしくなり、なぜだか蒸暑かった夏がなつかしく感じられる今日この頃です。 ところで、日本列島の各地ではこの秋にどのような風景や催しなどが見られるのでしょうか。 そこで今日は、全国の新聞社からの情報を基に、秋の風物詩を写真とともに記録しておきます。 ○自然遺産の川、命の遡上 知床・カラフトマス……北海道羅臼町 写真=サシルイ川の河口付近を泳ぐカラフトマスの群れ。産卵行動とともに傷つき、体の一部が白く変色したメス(中央)の姿も 秋深まる世界自然遺産、北海道・知床の河川で、カラフトマスが盛んに遡上(そじょう)している。知床半島南東側の羅臼町を流れるサシルイ川では水深数十センチの流れの中までもカラフトマスがひしめき、懸命に産卵場所を探している。ただ、その数は昨年の4分の1程度という。 カラフトマス(英名・ピンクサーモン)は全長50〜70センチ程度。オスは成熟とともに背中が盛り上がってくるため「セッパリマス」とも呼ばれる。ユネスコの世界遺産委員会が、知床について高く評価した「海と陸との生態系の連鎖」を象徴する魚だ。 (2008年10月4日付 朝日新聞) ○晩秋蚕繭を荷受け……群馬県富岡市 注)蚕繭:読みは「さんけん」。意は、蚕(かいこ)がつくる繭(まゆ)。 写真=選繭台で繭をより分ける養蚕農家ら 富岡市の旧官営富岡製糸場で五日、晩秋蚕繭の荷受け作業が始まった。市内の養蚕農家十八戸が七日までの三日間で二・五dを搬入する。 繭袋の繭を片倉工業当時の選繭台に広げ、農家らで協力して玉繭や汚れのついた中繭などを取り除き、台ばかりで計量を受けた。伝票を受け取った同市下高尾の石井喜代三さん(72)は「雨が多く、桑の生育を心配したが、あまり葉がしなびることなく、蚕のためには良かったようだ」と振り返った。 荷受け作業は世界遺産登録推進に合わせて蚕糸業をアピールしようと、蚕糸・絹業提携の富岡シルクブランド協議会が今春復活し、この秋が二度目。乾燥場前での作業に製糸場見学者が足を止め、繭に触れて説明を聞いた。 (2008年10月6日付 上毛新聞) ○ほうき草、真っ赤っか……茨城県ひたちなか市 写真=行楽客の目を楽しませている色づいたコキア 茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で、「紅葉する草」として知られるコキアが見頃を迎えている。 コキアはアカザ科の植物で高さ80センチ〜1メートルの丸い形に成長し、ほうきの材料として使われることから「ほうき草」とも呼ばれる。約4万株が植えられた園内の丘陵地は、もこもことした深紅のじゅうたんを敷いたような景色が広がる。 公園によると、“紅葉”は10月中旬まで楽しめるという。 (2008年10月6日付 読売新聞) ○秋を感じて サルビアとコスモス競演……千葉県富津市 写真=牧場内で真っ赤な花を咲かせているサルビア 富津市田倉の観光農場「マザー牧場」で、秋の風物詩、サルビアが咲き始めた。9月下旬から11月中旬までが見ごろで、コスモスとの“競演”が楽しめる。 同牧場のサルビア畑は関東最大級で50万本を植栽。今年春には見晴らし台を設置、花畑をより広く見渡せるよう工夫されている。 サルビアは咲き終えた花を摘むと脇芽が伸びて株が大きくなる。シーズン中にこれを2、3回繰り返すと、花畑が真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたようになるという。 昨年は台風で花が一気に散ってしまったが、今年は今のところ順調。担当者は「サルビアとコスモスで秋をいっぱいに感じて」と来場を呼び掛けている。 (2008年9月24日付 東京新聞) ○初サンデー、笑顔も満開 たけふ菊人形……福井県越前市 写真= 初めての日曜日を迎え、大勢の人でにぎわうたけふ菊人形の会場 越前市武生中央公園をメーン会場に開幕した「2008たけふ菊人形」は5日、初の日曜日を迎えた。曇り空が広がったものの過ごしやすい一日で、大勢の親子連れやカップルらでにぎわった。 源氏物語千年紀にちなんだ全8景の菊人形は、色とりどりの小菊が満開。見事な平安絵巻を繰り広げ、記念写真を撮る人たちであふれかえった。愛好家が育てた1万鉢を超える大輪の菊花も会場に華を添えている。 たけふ菊人形は11月9日まで開催。開場時間は午前9時から午後5時。 (2008年10月6日付 福井新聞) ○紅葉あざやか、御岳山で見ごろ……岐阜・長野県境 写真=紅葉が見ごろを迎えた御岳山 岐阜、長野県境の御岳山(3067メートル)の8合目付近で、紅葉が見ごろを迎えた。 8合目から山腹をたどる三ノ池・女人堂遊歩道では、赤く色づいたナナカマド、黄色に輝くダケカンバとハイマツの緑が美しい光景を作り出していた。 (2008年10月6日付 朝日新聞) ○湖面に浮かぶ 光のツリー……滋賀県大津市浜大津 写真=点灯式の後、湖面に浮かび上がったイルミネーション 大津市の市街地一帯を光で演出する「大津まちなか食と灯りの祭」が4日始まった。琵琶湖岸のなぎさ公園でイルミネーションの点灯式が行われ、メーン通りや湖面をきらびやかな光で彩った。 地元自治会や商店街連盟などでつくる実行委が昨年に続き開催。イルミネーションの総距離は2キロになり、JR大津駅から琵琶湖ホテルまでの中央大通りのほか、今年はなぎさ公園沿いの湖上にも、いかだ上に円すい形ツリー10基を組んだ。 点灯式で約30万個の電球が一斉に点ると、市民から歓声が上がった。イルミネーションは12月31日まで、日没から午後10時まで点灯する。 (2008年10月4日付 京都新聞) ○曽爾高原で、ススキライトアップ……奈良県曽爾村 写真= お亀池に沿って点灯され浮かびあがった「曽爾高原 山灯り」 ススキの名所、奈良県曽爾(そに)村の曽爾高原で、ススキをライトアップする「山灯(あか)り」が27日夜、始まった。秋風に揺れる銀色の穂が柔らかな明かりとともに浮かび上がり、高原一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。 山灯りは、同村などが平成15年から始め、今では秋の風物詩に。38ヘクタールの広大な高原の中央にある「お亀池」周辺には、300基の灯籠が並べられ、午後5時半に一斉に点灯された。 20日に始まる予定だった山灯りは、台風13号の影響で27日に延期。標高600〜800メートルの高原は夜になると肌寒いものの、訪れた観光客らは待ちわびたように秋の一夜を満喫していた。10月19日までの午後5時半〜10時に開催される。 (2008年9月27日付 産経新聞) ○秋風うけてコスモス満開……大阪府豊能町 写真=満開のコスモスを楽しむ親子連れ 秋空の下、大阪府豊能町の「とよのコスモスの里」では、風に揺れる満開のコスモスが見頃となっている。約1ヘクタールの敷地に、人の背丈ほどの高さでピンクや赤紫などの花が咲き乱れ、訪れた家族連れらが秋を満喫していた。 見頃は10日ごろまで。開園は午前9時から午後5時。 (2008年10月4日付 朝日新聞) ○「小ぶりでも味は十分」温州ミカン収穫始まる……広島県尾道市瀬戸田町垂水 写真=しまなみ海道・多々羅大橋を望む斜面で、黄色く色づいて収穫が始まった極早生(ごくわせ)のミカン 瀬戸内海地方で有数の柑橘(かんきつ)類の産地・広島県尾道市の生口(いくち)島で、極わせ温州ミカンの収穫が始まった。7日ごろから主に広島市内の小売店に出回る。 しまなみ海道の多々羅大橋を見下ろす島の斜面一帯にミカン園が広がる。尾越一司さん(69)の5アールの園には約50本あり、妻の和枝さん(67)と実をハサミで切り取った。尾越さんは「夏に雨が少なくサイズは例年より一回り小ぶりだが、味は十分」と話している。 (2008年10月5日付 朝日新聞) ○秋の珍味、アカエビ天日干し……香川県小豆郡土庄町 写真=「おいしいから大好き」と話す孫の隆星君も手伝って行われたアカエビの天日干し作業風景 食欲の秋到来です―。香川県小豆郡土庄町小江の民家で秋の珍味、アカエビの天日干し作業が行われている。網棚に並べられたアカエビが穏やかな日差しを浴び、香ばしい匂いを漂わせている。 同所の漁業須藤幸夫さん(64)、千枝子さん(60)夫妻は島北部沖で底引き網漁で捕ったアカエビを生で出荷するほか、3分の1程度を塩ゆでして1日半から2日間天日干ししている。 赤色から薄いピンク色に変わった乾燥エビは、ビールのつまみやかき揚げに最適だが水揚げ量は年々少なくなり、作業も大変とあって現在、天日干しをするのは1軒のみ。島の秋の貴重な風物詩となっている。 天日干しは10月中旬まで続ける予定。 (2008年9月27日付 四国新聞) ○実りの秋のパッチワーク……福岡県星野村 写真=秋空の下、棚田では黄金色に実った稲の刈り取りが進んでいた 今年もおいしいお米が出来たかな。森林文化協会が選定した「日本の棚田100選」の一つ、福岡県星野村の棚田では、秋晴れの空の下で稲刈りが始まっている。上空から見ると黄金色に輝くイネとあぜに残る彼岸花が秋の風情を見せていた。 19日には星野村・棚田保存実行委員会が主催して棚田での体験稲刈りが催される。(定員100人、14日締め切り、詳しくは星野村役場電話0943・52・3112) (2008年10月5日付 朝日新聞) ○たらいに乗ってヒシの実採り 中学生が挑戦……佐賀県神埼市 写真=歓声を上げながらヒシの実を採る生徒 佐賀県神埼市のクリーク(水路)で3日、市立千代田中の1年生113人が「ハンギー」と呼ばれるたらいに乗って、伝統のヒシの実採りに挑戦した。事前にプールで「ハンギー」の練習をしたが、転落してびしょぬれになる生徒もいてクリークは歓声に包まれた。 採ったヒシの実は、生徒たちが持ち帰った。ゆでると栗のような甘みがあるという。今年は例年に比べ約2割の実りだったが、地元の協力で校外授業が実現した。 (2008年10月5日付 朝日新聞) ○アユ、黄金色に 初秋の香り 球磨川沿いで炭火焼……熊本県八代市 写真=炭火でじっくりと焼かれるアユ 熊本県・球磨川沿いに初秋の香りが漂っている。八代市のアユ問屋「頼藤(よりふじ)商店」で3日、焼きアユ作りが始まった。内臓を抜いた体長25センチ前後のとれたてを竹串に刺し、炭火で1時間近く焼くと黄金色に。主に関東、関西に出荷される。 正月の雑煮のだしにも使われ、店が売り出す炊き込みご飯の弁当「鮎屋(あゆや)三代」はJR九州の人気駅弁のひとつ。作業は落ちアユ漁が終わる11月下旬まで続く。 (2008年10月4日付 朝日新聞) |
| << 前記事(2008/10/05) | トップへ | 後記事(2008/10/09)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2008/10/05) | トップへ | 後記事(2008/10/09)>> |