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<<   作成日時 : 2008/11/23 10:27   >>

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 昨日は、市川市文化会館小ホールで市川市文化振興財団が主催する「第21回新人演奏会」を聴かせていただいた。
 演奏したのは14名。107名が参加したオーディション(注を参照)で選ばれた4部門(声楽・ピアノ・弦楽器・管打楽器)の最優秀賞と優秀賞の受賞者である。

 14時に開演し休憩時間をはさみ3時間あまり、クラシック演奏をすっかり堪能させていただいた。
 演奏者は次のとおりであった。

○声楽部門
 最優秀賞 中川美和(ソプラノ)
 優秀賞  菅谷公博(バリトン) 三上有希子(メゾ・ソプラノ)

○ピアノ部門
 最優秀賞 安部まりあ
 優秀賞  吉武 優  栗田奈々子

○弦楽器部門
 最優秀賞 瀧村依里(ヴァイオリン)
 優秀賞  山澤 慧(チェロ) 木下通子(チェロ) 西方正輝(チェロ)

○管・打楽器部門
 最優秀賞 早乙女 潤(オーボエ)
 優秀賞  佐藤琴美(サクソフォーン) 濱仲敦司(パーカッション) 倉内理恵(クラリネット)

画像

 各奏者の演奏レベルの高さには驚くばかりであった。
 優秀賞受賞者でここまで演奏する!

 しかし、終盤になって最優秀賞受賞者の演奏を聴くと、やはり優秀賞受賞者より明らかに優れていることがわかる。
 演奏レベルとはあくまで相対的なものである。
 音楽の奥はどこまでも深い!

 弦楽器部門の最優秀賞を受賞した瀧村依里(ヴァイオリン)が名器・ストラディヴァリウスを手に演奏した、ハバネラ 作品83/シャルル・カミーユ・サン=サーンスも素晴らしかった。
 彼女は、昨年の第8回フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール(2年に一度開催)で優勝し、ストラディヴァリウス「レインヴィル(1697年製)」を2年間無償貸与されているのである。
 そして、彼女がプログラムに寄せた次のコメントも目を引いた。
「小さなテーブルを舞台に見たて、得意になってヴァイオリンを弾いていた小さな頃から、私は音楽で心に夢を描いてきました。五線譜の上に広がる、様々な風景や心模様を、もっと表現できたら・・・。
 そのための訓練は、時に厳しくもありますが、到達し難いものへの憧れは増すばかり。
 今の私が感じるハバネラの世界を、お聴きくださる皆様と共有できたら幸せです。」

 そして圧巻は、トリを務めた声楽部門の最優秀賞・中川美和(ソプラノ)の歌であった。
 披露したのは、オペラ「ナクソス島のアリアドネ」より「偉大なる王女様」。
 抜群の歌唱力で情感豊かに歌い上げた。
 トリにふさわしく、観衆をすっかり魅了してしまった。
 歌い終わると、私は思わず「ブラボー!」と叫んでいた。

 3時間あまりの間、とても幸せな気持ちにさせてくれた。
 全席自由500円でこれほどまでに楽しませてくれるとは。

 音楽の素晴らしさについて家内と語りながら、自転車で帰路に就いたのでございます。
 


注)第21回新人演奏会オーディション
 市川市文化振興財団主催。
 今年11月22日に開催される新人演奏会への出演と市川市文化振興財団が主催・共催する公演への出演という特典が与えられる。
 オーディションは、声楽・ピアノ・弦楽器・管打楽器の4部門で行われる。
 応募資格:1都8県(関東の1都6県に山梨県、静岡県を加える)に在住または出身で18〜28歳(声楽のみ18〜35歳)。
 募集締め切りは今年6月末。



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