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昨日は、市川市文化会館小ホールで市川市文化振興財団が主催する「第21回新人演奏会」を聴かせていただいた。 演奏したのは14名。107名が参加したオーディション(注を参照)で選ばれた4部門(声楽・ピアノ・弦楽器・管打楽器)の最優秀賞と優秀賞の受賞者である。 14時に開演し休憩時間をはさみ3時間あまり、クラシック演奏をすっかり堪能させていただいた。 演奏者は次のとおりであった。 ○声楽部門 最優秀賞 中川美和(ソプラノ) 優秀賞 菅谷公博(バリトン) 三上有希子(メゾ・ソプラノ) ○ピアノ部門 最優秀賞 安部まりあ 優秀賞 吉武 優 栗田奈々子 ○弦楽器部門 最優秀賞 瀧村依里(ヴァイオリン) 優秀賞 山澤 慧(チェロ) 木下通子(チェロ) 西方正輝(チェロ) ○管・打楽器部門 最優秀賞 早乙女 潤(オーボエ) 優秀賞 佐藤琴美(サクソフォーン) 濱仲敦司(パーカッション) 倉内理恵(クラリネット) 各奏者の演奏レベルの高さには驚くばかりであった。 優秀賞受賞者でここまで演奏する! しかし、終盤になって最優秀賞受賞者の演奏を聴くと、やはり優秀賞受賞者より明らかに優れていることがわかる。 演奏レベルとはあくまで相対的なものである。 音楽の奥はどこまでも深い! 弦楽器部門の最優秀賞を受賞した瀧村依里(ヴァイオリン)が名器・ストラディヴァリウスを手に演奏した、ハバネラ 作品83/シャルル・カミーユ・サン=サーンスも素晴らしかった。 彼女は、昨年の第8回フォーバルスカラシップ・ストラディヴァリウスコンクール(2年に一度開催)で優勝し、ストラディヴァリウス「レインヴィル(1697年製)」を2年間無償貸与されているのである。 そして、彼女がプログラムに寄せた次のコメントも目を引いた。 「小さなテーブルを舞台に見たて、得意になってヴァイオリンを弾いていた小さな頃から、私は音楽で心に夢を描いてきました。五線譜の上に広がる、様々な風景や心模様を、もっと表現できたら・・・。 そのための訓練は、時に厳しくもありますが、到達し難いものへの憧れは増すばかり。 今の私が感じるハバネラの世界を、お聴きくださる皆様と共有できたら幸せです。」 そして圧巻は、トリを務めた声楽部門の最優秀賞・中川美和(ソプラノ)の歌であった。 披露したのは、オペラ「ナクソス島のアリアドネ」より「偉大なる王女様」。 抜群の歌唱力で情感豊かに歌い上げた。 トリにふさわしく、観衆をすっかり魅了してしまった。 歌い終わると、私は思わず「ブラボー!」と叫んでいた。 3時間あまりの間、とても幸せな気持ちにさせてくれた。 全席自由500円でこれほどまでに楽しませてくれるとは。 音楽の素晴らしさについて家内と語りながら、自転車で帰路に就いたのでございます。 注)第21回新人演奏会オーディション 市川市文化振興財団主催。 今年11月22日に開催される新人演奏会への出演と市川市文化振興財団が主催・共催する公演への出演という特典が与えられる。 オーディションは、声楽・ピアノ・弦楽器・管打楽器の4部門で行われる。 応募資格:1都8県(関東の1都6県に山梨県、静岡県を加える)に在住または出身で18〜28歳(声楽のみ18〜35歳)。 募集締め切りは今年6月末。 |
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